「データ統合・解析システム(DIAS)」 Webページ

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データ統合・解析システム(Data Integration & Analysis System)

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ニュース・イベント


DIASとは

目的

衛星観測、海洋観測、陸上観測などの様々な手段で得られた観測データを科学的・社会的に有用な情報(例えば、気候変動要因の分析情報、水管理高度情報データなど)に変換し、その結果を社会に提供することによって、地球温暖化といった地球環境問題や大規模自然災害などといった地球環境問題への対応をより効果的なものにするなど、観測データを人類社会の利益に結びつける重要なツールとして、「地球観測データ統合・解析システム」を開発・運用する。これは、GEOSS10年実施計画で謳われている"A System of Systems"の構築に貢献するものである。


研究開発の内容

データ統合・解析システムのプロトタイプの開発・実証及び提供サービス機能の基礎技術開発を行う。構築されるシステムの主たる機能は、様々な手法で取得される観測データそのものの提供を意図するのではなく、社会における利用要求に応えるためのデータから情報への変換、付加価値の創出といった高度な解析・処理を伴うデータ提供を行うことである。具体的な研究開発内容は下記の通り。

  1. データ統合・情報融合コアシステムの開発

    本技術は、様々な地球観測データを統合・解析することにより、科学的・社会的に有用な情報に変換する技術である。平成22年度までに、コアシステムの機能拡張と長期的・安定的な利用システムの基礎開発を行う。

  2. データの相互流通性の実現支援システム

    本技術は、様々な地球観測データの社会への提供のため、データの相互流通を支援する技術である。平成22年度までにコアシステムの機能拡張と長期的・安定的な利用システムの基礎開発を行う。

  3. 利用ニーズに即したデータの収集・品質管理の実現と永続的・体系的な蓄積

    地球温暖化、水循環、生態系に関するデータ及び地理情報を、関連機関と協力して、利用ニーズに応じてアーカイブする。

  4. 地球観測データの科学的・社会的に有用な情報への変換

    地球温暖化、水循環、生態系に関する地球観測データ統合によって科学的理解を深化させるとともに、公共的利益に資する情報を提供する。

  5. 実用化技術の開発

    有用な情報を長期的・安定的にかつ容易に管理・提供できる機能

  6. 観測から利用までの一体的連携組織の構築

    本業務を円滑かつ効率的に推進し、その内容、意義を広く発信し、広範な理解と協力を得る。


推進体制

本システムは新規に開発するものであるが、その基盤となる技術については、中核機関となる東京大学において開発されている。その開発過程において、既に国内外のデータ保有機関との協力関係の構築、利用者ニーズの把握といった主要項目への対応に関する経験が蓄積されており、その経験は本システム開発に十分反映されることとなっている。

文部科学省は、地球観測データ統合・解析システムの開発・運用を行う機関として、東京大学を選定。東京大学は、JAMSTEC、JAXA、その他関係研究機関等と連携・協力を図りつつ地球観測データ統合・解析システムの開発・運用を行うこととしている。

本システムの研究開発については、利用者ニーズの明確化とそれへの対応に向けて、データ保有者とシステム開発者との十分な連携の下で作業が進められる必要があるが、そのための具体的な調整は、「地球観測の推進戦略」(平成16年12月、総合科学技術会議決定)に基づき設けられる連携拠点とも協力の上で行われる。また、システム開発者の側でも、助言を行う組織の設置を含めて、観測データの保有機関や利用者を含めた外部の関係者との間での十分な連携を図るための仕組みが構築される。


5年間のロードマップ

今後5年間は、地球温暖化・水循環・生態系の分野を中心とした観測データを統合的に処理し、利用者ニーズに対応した高度処理を行うシステムのプロトタイプの開発及び実証と長期的・安定的な提供サービス機能の基礎技術開発を行なう。


長期計画


プロジェクト

20年度プロジェクト

(1)データ統合・情報融合コアシステムのプロトタイプの開発・実証

(1-1)データ統合・情報融合コアシステムの開発


(1-2)サイバー・サイエンス・インフラストラクチャへの展開


(1-3)観測から利用までの一体的連携を支援するメタデータ管理システムの開発


(2)データの相互流通性の実現支援システムに関する研究

(2-1)データの相互流通性の実現支援システムの開発


(2-2)データの相互流通性支援ツールおよびポータルサイトのプロトタイプの開発


(3)データの収集・品質管理の実現と永続的・体系的な蓄積に関する開発研究

(3-1)衛星観測データセット


(3-2)海洋及び陸域の観測データセット、海洋再解析データセットのアーカイブの開発研究


(3-3)陸域観測データセット、モデル・再解析、データ同化出力のアーカイブの開発研究


(4)地球観測データの応用機能開発

(4-1)気候・気象予測情報の高度化


(4-2)人工衛星データを用いた温室効果気体とエアロゾルの高次解析データベースの構築


(4-3)海洋における熱・水・物質循環過程の診断と気候変動に対する影響評価並びに水産資源データとの融合による応用機能開発


(4-4)地球観測による洪水防御、水資源有効利用のための高度情報の提供


(4-5)地球温暖化がグローバルな水循環や水資源管理、水圏系生態系、食料生産に及ぼす影響のアセスメントのための地表面環境データベースの構築


(4-6)ユーラシア寒冷圏の水循環変動、大気陸面相互作用の解明と将来予測への貢献


(4-7)アジアモンスーン域における水循環変動の解明とモンスーン変動予測向上への貢献


(4-8)安全な農作物生産管理技術とトレーサビリティの開発


(4-9)生物多様性の広域モニタリングの高度化


(5)地球観測データの実用化技術開発


(6)観測から利用までの一体的運営・連携組織の構築


19年度プロジェクト

(1)データ統合・情報融合コアシステムのプロトタイプの開発・実証


(2)データの相互流通性の実現支援システムのプロトタイプの開発・実証


(3)利用ニーズに即したデータの収集・品質管理の実現と永続的・体系的な蓄積

(3-1)わが国の衛星観測データセットおよび国際協力による海外の衛星機関による衛星観測データセット


(3-2)利用ニーズに即したデータの収集・品質管理の実現と永続的・体系的な蓄積


(3-3)プランクトン種の形態認識技術の開発等による生物多様性情報の高度な統合・解析システムの実現


(3-4)国内外のプロジェクト研究による研究観測データセット高精度の数値予報モデル,再解析,データ同化の出力国内外の現業機関からの提供データ(観測,予報,調査,統計)


(4)地球観測データの科学的・社会的に有用な情報への変換に関する開発研究

(4-1)気候・気象予測情報の高度化


(4-2)人工衛星データを用いた温室効果気体とエアロゾルの高次解析データベースの構築


(4-3)海洋における熱・水・物質循環過程の診断と気候変動に対する影響評価ならびに水産資源データとの融合による応用機能開発


(4-4)地球観測による洪水防御,水資源有効利用のための高度情報の提供


(4-5)地球温暖化がグローバルな水循環や水資源管理、水圏系生態系、食料生産に及ぼす影響のアセスメントのための地表面環境データベースの構築


(4-6)ユーラシア寒冷圏の水循環変動,大気陸面相互作用の解明と将来予測への貢献


(4-7)アジアモンスーン域における水循環変動の解明とモンスーン変動予測向上への貢献


(4-8)安全な農作物生産管理技術とトレーサビリティシステムの開発


(4-9)生物多様性の広域モニタリングの高度化


(5)地球観測データの実用化技術開発


(6)観測から利用までの一体的運営・連携組織の構築